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Might Be Classics #1 菅野歩美 個展「明日のハロウィン都市 / Halloween Cities of To-Morrow」
SACS (Shibuya Art Collection Store)
■概要
「明日のハロウィン都市 / Halloween Cities of To-Morrow」展示コンセプト
かつてここは沼だった。陸地が形成されてからも、闇市などが集まる混沌とした場所であった。現在の都市開発において無秩序は積極的に排除される。開発において邪魔になる都市の無秩序は、その土地に経済的利益を生まない存在であり、妖怪に例えることもできる。「渋谷ハロウィン」もそのひとつだ。渋谷ハロウィンは2015年頃から爆発的に人が集まるようになった。その混沌さは、祭りが発生していく過程そのものだ。長い年月を経て、このような祭りが変化を繰り返しながらも伝承されていったとしたら、どんな街が現れるのだろうか。本展は「ハロウィンが伝承と化した未来の渋谷」を、スクランブル交差点にある未来の定点カメラから覗き見る、というテーマのもと構成される。
菅野歩美 (かんのあゆみ)
1994年東京生まれ、東京藝術大学大学院博士後期課程在籍中。どこの土地に も存在する、土地にまつわるフォークロアがなぜ人々によって紡がれてきたのか、その背後にある歴史や個人の感情を考えながら映像インスタレーションを制作している。主な展覧会に『Study:大阪関西国際芸術祭「無人のアーク」』(うめきたSHIPホール、大阪、2023)、『GEMINI Laboratory Exhibition: デバッグの情景』 (ANB Tokyo、東京、2022)、『News From Atopia/ アトピアだり』 (コートヤードHiroo、東京、2022)など。
■開催概要
・開催期間:2023/6/18(日)~2023/7/7(金)
・開廊時間:12:00~20:00
・開催場所:Shibuya Art Collection Store(SACS) 東京都渋谷区桜丘町16-12 桜丘フロントビル 1F
※上記は変更となる可能性がございます。
※詳細は、公式Instagramをご参照ください(@mightbeclassics)。
■Might Be Classics とは
東京、渋谷の「これまで」を見つめ、「これから」を見据え、 明日からの生活へ示唆を与えてくれる。
その示唆の先にあるものが、100年後の定番や常識、あるいは伝統かもしれない。
そんな気になるアート、そういうのもアート、
というプロジェクトです。